第77回九州・沖縄生殖医学会の開催にあたって
伝統ある九州・沖縄生殖医学会の第77回大会を久留米大学産婦人科が担当させて戴きます。
新型コロナウイルス感染の社会生活に与える影響が依然収束していない昨今ですが、会員の皆様におかれましては九州・沖縄生殖医学会に対しまして格別のご高配を賜り感謝申し上げます。
昨年開催を延期致しました第77回九州・沖縄生殖医学会でございますが、本年もやはり現地会場開催は困難と判断し、WEBによる開催とすることに致しました。昨年多数の演題応募を頂いていることから、新たな演題募集はせず、昨年の演題名でご発表いただく予定としており、2021年4月11日(日)~4月17日(土)の期間視聴いただける予定としております。
生殖補助医療は近年目まぐるしく進歩発展をしてきていますが、同時に解決すべき新たな倫理的問題なども起こっています。 本学会は九州沖縄地区における医師、胚培養士、看護師、助産師など生殖医療に携わる皆さんの研究成果の発表の場です。是非活発な議論を通して、情報交換と交流を深めて頂きたいと思います。
特別講演として、昨年予定していました通り、慶応大学の木須伊織先生をお迎えして、新たな生殖補助医療として注目されている子宮移植についてご講演をいただく予定になっております。世界と日本の現状について最新の知見が得られると思います。
会の開催にあたりましては、大分大学医学部産婦人科、楢原久司教授、河野康志先生、並びに富士製薬工業(株)のご助力に感謝申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大が1日も早く収束することを願っております。皆様におかれましては、ご自愛下さり、益々のご健勝を祈念申し上げます。